ホンダ・クラシックのアダム・スコット、長尺パター問題を完全に克服してましたですね。
3日目の15番パー3で自身このホール2度めとなるクワドループル・ボギーを打ったにも関わらず、4日間のアンダーを全部フロント9で稼ぐ逃げ切り優勝。
「クワドループル打っても優勝」はミケルソン以来7年振りだそうです。
2位のガルシアも使うクロウ・グリップが人気になりそうな予感しますね。
個人的には、アーノルド・パーマーの孫のサム・ソーンダースくんのプレーぶりがTVで少し見られて良かったです。(^^)
リンク先に出てくるニクラスの孫の方は、バッファロー・ビルズに居ます。 二人とも楽しみです。
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先日話題にしましたEdel Putter、日本でもかなり話題になっていて既に試打してみたり愛用されているゴルファーの方々もいらっしゃるようです。
(お友達の道具屋さんのお話によりますと、フィッティングした上で「おまいさんのストロークには合わないから買わないほうが良いですぜ。」なんて診断が下ることもあるそうです。)
トルク・バランスのパター、シャフトで支えるとトゥが上にアップした状態でバランスするヘッドのパターということで、今までに経験をしたことがなくて非常に興味を持っているわけなのですが、
(ただし私の場合はパターフェースを開いて閉じるストロング・アーク型のストロークであると iPINGで診断されてしまいましたので、やはり売ってもらえないかもしれません。)
お友達のyamacchiさんのところで「パターの芯ってなんだろう?」というお話になりまして。
パターヘッドの重心というわけではなくって、ボールを打つべき「芯」。
通常は、ボールでもってパターヘッドをコンコンってやると、一番ヘッドがブレたり振動があったりしなくてボールの弾きがいいのに振動しないところが見つかります、ってことで、パターヘッド上部にサイトラインが入っている場所だったり (中には違うのもあるそうですが) します。
こんな感じ。 ↓
明らかにシャフトやグリップを含めたパター全体の重心って訳ではありませんし、パターヘッド単体の重心って訳でもなさそうです。
そもそもこの見つけ方自体、左手で持ってパターを支えているのはシャフトのネックに近い方だったりします。 こんなんで意味があるのでしょうか?
本来は、ちゃんとグリップして、構えて、ストロークした時のインパクトの位置にパターを浮かせた状態で、パターヘッドを別の人にボールか小さなハンマーか何かでコンコンってやってもらうべきなのでしょうけど、この方法でも大体外れていない近い場所がわかるよ、ってことなんじゃないかと思ったりします。
分からないなりに考えまして、パターをクリップで挟んで文字通り吊ってみました。
ドア裏の洋服掛けのフックに。
画像をクリックで拡大します。
これも本当は、グリップで握る中のポイントとなる点、B2型の私の場合で言いますと左手の薬指の辺りになろうかと思いますが、そこを糸で巻いて吊るともっと良かったかもしれませんが、まぁ誤差範囲でしょう。
この場合は、ストロークする角度ではなくて、全くの重力に任せた状態になります。
そういう意味では、ライ角90度のセンターシャフトのパターがあれば一番トルクを抑えたパッティング・ストロークが出来るのでしょうけれども、ゴルフルールで禁止されております。
やってみまして、一番考えうる点 (というか線?) っていうのが、写真中に描き入れました鉛直の黄色い線の位置です。
グリップする位置辺りから重力に真っ直ぐ引きますと、ちょうどスイートスポットのところを通ります。
ズームインした写真を貼ってみますね。
画像をクリックで拡大します。
黄色い方の線が鉛直の線で、水色の方はシャフト中心上に真っ直ぐ引いた線です。
シャフト軸の延長線上の部分でボールを打つと一番シャフト周りのトルクが無さそうにも一見思えますがCAMERONのCの辺りは上記動画のテストでは手に振動が来ます。シャフトまでブルブルって振動しますね。
グリップのおしり部分を糸で吊った状態でグルグル~っと回してみますと、どうやらパター全体は黄色い線を中心にぐるぐる回ります。当たり前といえば当たり前。
先日のEdel Putterの記事にありましたAxis1というパターの場合は、シャフトがこの黄色い線と重なるように、つまり黄色線と水色線が一致するように作られています。
シャフト周りのトルクをゼロにしてある訳です。
その上で、少しだけトゥ側を軽くして、トゥアップの状態でバランスするようにしてあって、ストロークする時に常に自分に対してトゥがまっ直ぐ向こうを向くようにっていう設計です。
Edel パターの方も、おそらくAxis1と同じ思想で、黄色線と水色線、それとパターのシャフトが一致するように設計されているのだろうと思います。
でも、シャフトのネック形状が9種類用意されている時点で、8つのシャフトは厳密には少しズレてきますわね。
まぁ、だいたい合ってるからストロークしやすい、ってところに行くんでしょうけれども。
なんか釈然とはしていませんけれども、パターの芯の意味はこんなところだったりしませんでしょうか?
本当は、重心深度ってのもありまして、パターを吊った時のお尻またはトゥ側から見たシャフトの鉛直に対する傾きもありますよね。 ブレード型パターの場合は殆ど誤差範囲ですが、デカいヘッドの重心の深いパターはたくさん売られています。
鉛直の (黄色い) 線上に芯があると仮定しますと、ああいうやつは、本来の芯よりずーっと左の方 (カップ寄り方向) で打っちゃう、って格好になるのでしょうか?
ボールがフェースと接触する点より芯が後方にあって押すのでさらに転がりが良くなるとか?
さらにさらに、私のこのパターにはトゥ側とヒール側に25gずつの錘がセットされているわけですが、トゥ側だけ抜いてスイートスポットを探ってみました。
ほとんど変わりませんが、約1mm弱程度ヒール側にズレたような気がするけど定かではない程度。 25ḡ → 0ḡ の極端な変化ですが、実際のプレーにはほぼ影響無さそう。
そもそもトゥ側とヒール側に錘を入れてありますのは、スイートスポットを拡げオフセンターヒットの時の許容度を上げようという意図が主旨なわけで、必ずしも二つが同じ重量である必要は無さそうだな、との結論に思い至りました。
重心距離が短いドライバーを好み、腕も自然のロールをせざるを得ないB2タイプの私ですので、ヒール側を 25g → 30gと重くし、トゥ側を 25g → 18g の錘に変更し軽くして、30g-18gのアンバランスコンビにして、しばらくの間プレーしてみることにしました。
ショートパットでよく引っ掛けるとかの悩みは特にありませんのですが、それでも仮に左にズレてしまった時にもしトゥ側の錘が重いということは、...慣性の力でもってズレを増長してしまう傾向はありそうだ、と思ったためです。
例えるなら、ドライバーのトゥ側に鉛を貼った状態のような感じと想像しました。
私は開いて閉じる動きをするストロークですので、ちょっとしたことでズレる可能性は大きいです。それならトゥ側を少し軽くして操作性を良くした方が良さそうに思いました。
ドライバーと同様、シャフトからの重心距離がほんの少し短い方が、操作性が良さそうなクラブとしてのイメージが出るような気がます。
私の場合は、パターはアイアンの延長線上のストロークで打つイメージです。
アンバランスコンビでプレーした具合がもし感覚的にでも分かってきましたら、またご報告しようかと思います。