10/18/2012

Great Big Bertha II 5W (DG S300)


私、(何度も書いておりますが) 実は長年フェアウエー・ウッドがとても苦手で、歴代のクラブはどれも1番2番アイアンを揃えるくらいのアイアン・マンでした。
(アイアン・マンっていうと聞こえが悪くありませんが、ウッド苦手マンでした。)

ところがですね、いわゆるハイブリッドと呼ばれるクラブの、テーラーメイドのレスキューの2番を使うようになったのがきっかけで、ハイブリッドの4番が今やバッグで主力のクラブになり、その延長でトライした3番ウッドがすごく好きになりました。

その3番ウッドの記事は、こちらにあります。

 「Great Big Bertha II 3+W (Aldila NV 75X)


ロフトが13度、長さは43 1/2インチ(測り方によっては44インチかも知れません。)、シャフトは78gの硬さX、かなり小ぶりのデープフェースのヘッド、ということで難しそうなクラブに聞こえますのですが、これを導入してからゲームの幅がすごく広がりました。(^^)


私はロング・ヒッターでもハード・ヒッターでもありませんで、ヘッド・スピードはあんまり測りませんのでアバウトですが、今年あたりでは90マイル(mph)前後しか出ていません。 40m/sぐらいの換算でしょうか。

でもこのクラブはとても相性が良いです。(^^)


求めている結果があまちょろけであんまり高い精度を求めておらず、まぁまぁの結果で満足するから不満が出ないと言う面もあろうと思います。

大体210-230yぐらいを打つ時に使いますので、例えば多少トップ気味とかダフリ気味で180-190yとかでもまぁOKな感じの状況でのショットが多いですし、基本的にそれほど高く上がらないクラブですから左右への怪我があまり大きくありません。
私のスイングのせいで、ミスは左へのミスが多いんですけれどもね。

とても良いショットが打てた時の爽快感は他のクラブには代えがたいものがあります。
ドライバーでグリーンを狙うことは殆どありませんですし。


ここ最近でも、ここの10番ホールとか、ここの13番ホールとか、僕たちには良い思い出が沢山あります。(瀑)



3W があまりに好き過ぎて、5Wを試したくなっていました。
つい先月の記事にも書いてましたよね。)

いつも行くゴルフ屋さんの大セールがある時に、普段倉庫にある新旧クラブが大量に表に出てきます。
先週末にその大セールがありまして、$19.99でしかもさらに20%引きという価格で入手できてしまいました。

画像をクリックで元サイトにリンクしてます。


買ったのは真ん中の5番ウッドだけです。


スペックはこちらです。
http://www.callawaygolf.com/global/en-us/golf-equipment/classic-golf-equipment/great-big-bertha-ii-fairway-woods.html

ロフト角が18度、ライ角が57度らしいですね。
42インチでバランスはD2ってなってますけどリシャフトしちゃいますので、D8ぐらいになるかも知れません。


このクラブにはオリジナルのGBB SYSTEM 60というシャフトの硬さStiff (FIRM FLEX)のものが挿さっていましたので、とりあえずバック9の練習ラウンドで2回ほど打ってみたのですが、2発とも低いスライスが出て私には到底使えませんでした。

画像をクリックで拡大します。


それでまぁ、すぐにリシャフトをお願いしました。

ゴルフショップのクラフトマンさんに、「どのシャフトにするの?」って聞かれて、
「Aldila NVの85Xか、もしくはダイナミック・ゴールドのS300のウッド用を、42インチ(半)合わせでお願いします。」って言ったら、

「マジで?!」と聞き返されてしまいました。

無理もないですね。 悪気ではないと思いますし、私の体格のスペックには聞こえませんもの。

どちらにするか迷いましたが、DGのS300の方にしました。
以前 3Wで実験して、こちらのスチールの方が上がりやすかったことを覚えていたからです。

私はあまり上がるボールを好んでいないのですが、5Wは多少上がった方が特色が出るな、と思いまして。

ちなみにリシャフト代は$15でした。 (割引してくれたのかな?)


そんなこんだで私のバッグに少なくともしばらくの間は常駐するようになったのがこちらの5Wです。(^^)

画像をクリックで拡大します。

画像をクリックで拡大します。


むふふふー。 良いクラブですねー。(^^)
全然フックフェースじゃないので構えやすいですね。


まだドライビング・レンジで30球ぐらいしか打っていませんが、芝に多少沈んだライでも打ち込んで行けるみたいですし、ちゃんと打てば思っていたくらいの高さの弾道で190-210yぐらい飛んでくれているような感じです。(この辺、距離はまだアバウトです。)


距離的に、ユーティリティーの2番と少々被りますし、バッグの中身もとりあえず15本になっちゃうんですけど、

どういうライでどっちのクラブが有利か、どういう状況でどういうミスが出やすくてどっちが安全か、そのあたりを見極めつつ、しばらくコースで使って行ってみたいな、と思いました。



10/05/2012

セカンド・ショットの考察 その2


現状、私はラウンドで平均して約8回GIR(パーオン)でグリーンオンします。

既にティーショットなりに大きなミスがあって、ボギー・オン狙いですけれどもグリーンまで60y以上も残す場合のショットも含めますと、大体ラウンドに9-10回は打つショットのことを考えておりまして(パー3のティーショットも含めますし) 、かならずしもセカンド・ショットだけではないのですが、便宜上タイトルはセカンド・ショットの考察といたしました。

いわゆるグリーンに向かって打つアプローチ・ショット(英語で言うapproachで、主にパー4の2打目のことを指します。) を打つ際のテクニカルな問題を自分なりに考えてみました。



当ブログでは何度かこのことを書いておりますのですが、

・・・私のセカンドショットは高確率でピンよりも左に行きます。

・ D-Plane流に真っ直ぐなボールを打つ
・ 第4象限(IV)を有効利用
・ 練習場とコースでのショットの違い
・ セカンド・ショットのクラブ選択


正確には、必ずしもピンを狙って打つ訳ではありませんので、目標よりも左へ行くと言うべきかも知れませんが、まぁなにしろ高確率で左サイドに行くわけです。

D-Planeの記事では、修正する糸口が見つかるか?と思ったりもしましたが、まだ見つかっていません。


よく一緒にラウンドする友人はそんな私のショットをいつも見ていますから、「もう少し右を狙ったらいいんじゃね?」って思いますよね。

何度かそう聞かれたこともあるんですが、「少しだけ右狙うじゃん? で、大きくミスしちゃうんだよねー。(笑)」って答えてます。 まぁ実際そうなんですよ。(^^;

少しだけ右にずらして狙うはずが、気持ちクローズ気味になってしまうためかどうか、かえってフックが大きくなってもっと左に行ったり、そのまんま真っ直ぐ右に逸れてみたり、滅多に打たないスライスで出て行ったりとか。 収拾付きません。

まぁそれでいつも、(自分なりに) 真っ直ぐ構えて真っ直ぐ打って、結果的に左サイドに結果が集中するまんまでラウンドしています。



そんな折、いつも楽しく記事を拝見させていただいていますチチ・ロボリゲスさんの「メタボリックがとまらない ver.2」というブログに、

まっすぐ構えるという事」という記事が書かれまして、「はた!」と思ったのです。

引用いたします。
20年以上前に受けた数学の授業を思い出そうと、Googleで三角関数を調べた。サイン・コサイン・タンジェントである。
何を調べたかったのかというと、ずれた構えが方向性に与える影響なんですが、調べていたらホェーッという感想を持った。


目標から左右10ヤードまでOKとすると、100ヤードの距離だと6度ずれまでならOK。
これが200ヤードだと、半分の3度ずれまでならOK。
ちなみに6度とは、時計の針で1分である。


時計の針で1分のずれなんて、ほぼ真っ直ぐに近いと思う。
練習場で、ボールが右に出たからと言って左を向いたら、確実に今度は左に行き過ぎる。


ボールの位置で修正した方が良さそうだ。

確かに、グリーン上にボールが残ってくれる程度のズレですと、左に3y-15y以内ぐらいのズレなんですから、これを右へ向けようと思ったら、右に約10yの目標修正が必要で、これは時計の針で1分の角度右へ向かなくちゃいけない訳ですね。

iPhoneの電卓でタンジェント6度ってタイプしてみますと、0.10510424......って出ますから、確かに100yの距離で10.5yのズレですね。


1分(角度で6度)って、小さいですよね。
ロボリゲスさんに良いことを再認識させていただきました。

しかも私のスイングは、(マシンの分析によりますと)インパクト時にフェースが5度とかあるいはもっとオープンで、インサイドアウトにクラブフェースがボールにアタックしてきてやや右から出て左へ曲がる回転のボールを打っていたりします。

ショートアイアンですと、かなりまっすぐの弾道のボールには見えますが、その実は左回転が入って飛んでいる様子です。

構えたクラブフェースの角度で考えたら、私にとってはちょっと誤差範囲かも知れません。


この時計で、目標が12時方向だとしますと、秒針が指している角度にずらす訳ですよね。


さすれば・・・、意識して右に目標を修正してとろうと試みると、必要以上に右を向いてしまい、ともするとスタンスのラインはともかく肩のラインが6度以上に右を向いてしまって、結果的に方のラインがクローズのままスイングするのでフックが強くなるとか、さらにスタンスも右を向きすぎていればそのまま狙ったより右に向かって真っ直ぐ飛び出すとか、そういう現象が起きている訳なのか!

とか思ったんです。



しかしですね、ことはもう少し複雑でした。


セカンドショットではなくてティーショットの画像で恐縮ですが、8月のムーアパークでのラウンドの写真に、時計の文字盤っぽいイメージを描き込んでみました。
(少し見にくいですが、是非別タブで画像を開いて拡大してご覧になってみて下さい。)

画像をクリックで拡大します。


このホールは186yのパー3でしたから、6度右を狙いますとグリーン上では約19.5yも右を狙うことになります。

19.5y? ほぼ20yですねぇ。

黄色の線は6度のイメージで引いてみましたが、グリーンの大きさが60y位だという事実から逆算してみて、これですと実のところ3度ぐらいでしょうかね?

時計の文字盤が地面に寝ますと、角度のイメージが大きく違ってきます。

時計の文字盤で1時の方向(分で言いますと5分、角度で30度です。) は、上の写真のこちらを向いている時計の文字盤で見るとグリーンの右端ぐらいに外れるくらいな角度に感じますが、一方、下の写真の地面に寝ている1時方向を見ますと、グリーン右のカート道のさらに右の方向へ外れていることが想像できます。

それもそのはず、タンジェント30度で計算してみますとピンの位置から約107yも右へズレることになっています。

1時の方向、たったの5分で、そんなに右に行っちゃうんでしょうか?

行っちゃうんでしょうか?・・・って言ったって、物理法則には逆らえません。



なにやら、実際にやらなければならない修正と、構える際の感覚とのズレとか錯覚みたいなものが存在しているような気がします・・・。


このことを踏まえまして、少し右に狙いを修正する、もしくはグリーンの右サイドを狙う、グリーンの左サイドを狙う、と言った(左にずれちゃう私の問題は抜きにしても) 日常的にラウンド中に発生するエイミングの問題として、もう少し違ったアプローチ(取り組み)の仕方を考えてみたいと思います。


そもそもですね、私の場合はエイミングの時に、まずボールの後方に下がってみて狙いをつけて近くの地面にスパットを見つけ、そこに向かってラインをイメージしてスタンスを決めていますが、

その上で、景色ですとかレイアウト、さらにはウォーターハザードや木や風の存在、そしてさらにはライの傾斜や芝目の方向、ティーマーカーの向きやグラウンドの向いてる方向とか、もうそれはいろんなものに影響されてセット・アップしていますので、

時として、セットアップして構えた後に「なんか体が捻くれているようなしっくりしない状態」みたいな感覚に襲われることがありまして、そういう時には必ずと言っていい程ショットがぶん曲がっちゃったりします。

バック・オフして仕切り直せば、って思いますけど、そのまま打っちゃう時が多いんですよね。
ミスショットして曲がってから思い出すといいますか。(^^;


すなわちですね、もし構えるときに目標とするスパットを変えさえすればその向きにちゃんと向けるぐらいであれば、エイミングに苦労はしていない、ってことになりますよね。

あまりにも感覚の狂う要因が多いわけです。

従いまして、以前記事にしました練習場とコースでのショットの違いみたいなことが、私には重要になって来ます。


しばらくは、自分の中で目標にまっすぐ構えて真っ直ぐ振っているつもりのセットアップで高確率で多少左へズレつつのラウンドを続けざるを得ませんが、この辺りのことを念頭に置きつつ試行錯誤していけば、ひょっとすると微調整が出来る一つ上のテクニックを編み出すことが出来るかも知れません。

(続く・・・かも。)



10/01/2012

バッバとポールターはPGAの歴史を変えるのか?


この記事ねー、私も以前から同じことを思っていまして今回のライダーカップで「うん、うん。」って思っていたんですよ。




私は野球とかフットボールが好きですので、観客を喜ばせる、興奮させる、魅せる、スポーツエンターテイメントとしては、こういう方が好きですねー。


米国の観客が騒がしいのは今に始まった話ではなくて、2月にアリゾナ州ののTPCスコッツデールで行われるフェニックス・オープンではゴルフトーナメントの観客がらんちき騒ぎに近いすごい歓声で盛り上がるのは有名ですけど、このライダーカップもいつにも増してすごい歓声でした。


(もちろん、本来の戦いとしても今回のライダーカップは随所にスーパーショットが見られて迫力満点、大満足でした。 でもこの記事ではその点はさて置きまして。)



今回ちょっと違ったのは、バッバが1番ホールのティーショットを打っている “最中にも” 歓声がずっと続いていたところですね。

バッバが観客に要求しましたので、成り立ったわけなんですけれども。


こちらに動画があります。



カメラのシャッターの音で打てないとか、ものすごくか弱いプロスポーツって感じしますよね。
既成概念を外して考えてみますと。

バッバもなんてことなく打ってますし。

歓声が続いている中で打てば、突然のシャッター音に「ビクっ!」とかなることもなくてかえって良いのではないでしょうか。(^^)


これ、私がTV見ていた限りでは、バッバより先にイアン・ポールターがやったんですよね。
土曜日の対戦で。

(追記:コメントをいただいて判明しましたが、どうやらその前の金曜日にバッバが観客に要求したのが最初で、土曜日にポールターが応戦したそうです。「俺にもやってくれよ。」って感じではなくて、「どうだやってみろ。」的なジャスチャーだったのですけど、ポールターはいっつもそんな感じですもんね。(^^))


応援する観客と言うよりも、野次る観客を煽るような感じで 「(騒音を) 続けたらどうだ?」「ほらどうした、音が小さいぞ?」みたいな感じのジャスチャーして、歓声が続いたまま打ったんですよね。

その直後のバッバが、「あれ?俺んときは歓声やってくんないの?」みたいな感じで続きまして。

最終日のスタート時には、バッバが完全に自分のものにしていました。(笑)



私は個人的にこのノリは好きです。(^^)

(私には歓声送ってくれる人居ませんけど、例えば後ろの組みの人がうるさかったりしても全然気にならずにティーショット打てます。 ですからまぁ、ほとんどのプロはもっとずっと大丈夫なんじゃないかと思うんですよね。)