2/28/2023

(再掲部分多め) グリーンの傾斜の真横のラインからよくある往復ビンタの3パット4パットを避けるには

ポピーの咲いていたDos Lagos GCをラウンドした同じ日の9番ホールの短いパー4 (本当は長いホールだったんですがもう何年も川向うのバックティーが閉鎖されています。)、私はFWの右いっぱいにあるバンカーの左傾斜からググーっと左へ傾斜で転がってきてこのグリーン手前にあるFW真ん中のバンカーへ。
友達はFW左サイドからフェードでこの左の花道へ打って行ってほんの少し右にズレて、このバンカーへ。


ぜんぜん違うルートで来て2つぴったり並んでいました。(笑)
私のボールが左側で、友達のボールはマークしてもらって先に。
グリーンの左サイドのガードバンカーの少し右上に白い旗のピンが見えます。約65y。

9番アイアンのQFで55-60yキャリーするつもりで打っていって、自分としては上手く打てましてグリーンにオンしてカップに寄っていったと思ったのですが、手前の2段グリーンっぽい傾斜を登り切れずに戻ってきて15フィート(約4.5m)に付けました。(パットは惜しくも外れました。)
砂の下が硬そうでしたので普通に打ちました。砂に少し喰われても距離が減るだけですので。

こういうときは、僕が打った後にできる限り元の状態に近いライを再現して、友達のボールを元の場所にリプレースして戻します。
友達はSWで上げて打って行っていました。

ゴルフのラウンドって、なにかしら珍しいことが起きますね、毎回。


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今回のブログ記事は、横のラインのパットで気をつけることを思い出しまして、13年前の記事を掘り起こして振り返ります。

よくありがちですが、横のラインで、ほんの 4mとか下手したら 2mしか無いのに行ったり来たりの往復ビンタ状態にハマり込んでしまい、3パットどころか 4パット 5パットまであり得るよ、っていうことありますよね。
何回打ってもたとえ 1mでも難しい曲がる横のラインが続いてしまうのが問題です。

ですので、横のラインの対処法を考えます。
あらためて、肝に銘じて気をつけたいと思います。


本題に入ります前に、こちらの動画を。


オーストラリアのPGA所属のGlen Haynesプロが、速いグリーンの曲がって下る難しいラインに上手く対処してパットをストロークする方法を教えてくれている動画です。
Monash Country Club in Australia の2番ホールグリーンだそうです。スティンプメーターで10.5フィートだそうです。

最初のパットは、いわゆる「ダウンヒル・スライダー 」のシチュエーションで、我々アマチュアが読みが足りずに谷側に外し、しかもそのラインでは結果的に下り成分が増えてしまうため、スルスルスルスル転がっていって、カップから8フィートも離れていってしまいます。

2球目はだいたい同じスピード感で打っていますが、今度は大きく山側にラインを取っています。
そうしますと、今度は上り成分が相対的に増えまして(そもそも「大きく曲がる」っていうことは「登って下る」っていう格好になってるってことなんですよね)、カップの左で傾斜の上方に止まりそうになりながらトロトロとカップに近づいていってカップのすぐ近くに止まっています。

この現象を、動画でみておいていただきますと、今回の考察にイメージが湧きやすいと思うのです。

Glenの説明では、カップ付近の斜度が最大になっている傾斜の部分に注目をして、全ての転がってくるボールはその最大傾斜方向に転がろうとするんだよ、ってうことを常にイメージして、カップから見てその最大傾斜方向の上の方にボールを乗せていくラインで打つようにすると、みなさんがイメージしているよりももっと大きく角度を取って上の方から転がり落ちるように狙うと良いですよ。ということです。
打ってしばらくはボールが真っ直ぐ行くようなイメージでパットをしているプレイヤーが多いけれど、ボールは打ち出されたらすぐに傾斜に持って行かれているんですよ、ということを意識してください。と説明されています。


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そしてこちらが13年前のブログ記事です。

距離のコントロールは、ライン出しの4倍大切

このフレーズは、何度となく、私のブログでは何回も何回もリンクしています。

あらためまして、図解されている部分を当時の丸々そのまま再掲します。


以前、「ダウンヒル・スライダー その1」と「ダウンヒル・スライダー その2」という記事をアップいたしましたが、この時にも実は非常に貴重なコメントを頂いております。


それは、yamacchiさんからの目から鱗のコメントでして、「ダウンヒル・スライダー計算」という記事でトラックバックまでしていただけました。m(__)m

そこで上がっていた図が、上のボール軌道図です。

真横のラインで、グリーン面がまったくの平面だったと仮定した時の、ボールが描くべき軌道の計算近似をした図です。
私はこの図を、携帯電話のメモリーに入れて持ち歩いています。


傾斜は2.5度、直線距離にしておおよそ5mの距離のパットについて、打ち出し角を約5度ずつ左右に振った(ミスした)場合と、スピード(打つ強さ)を、約20%ほど強い・弱い場合と、全部で9通りのボール軌道を計算して描いていただけました。

平地で打つ5mよりも強めに打つ必要があるということですね。


摩擦係数の取り方によって(つまりはグリーンの速い遅いによって)、打つ強さの大小には調整が必要ですが、描かれる軌道自体は、ほぼこれに近くなるのが現実になります。

曲りの頂点を越えた後、カップに向かってほぼ垂直に落ちつつ転がるという事実は、目から鱗でありました。

yamacchiさんはこのとき「y方向ゼロ近傍に止めたいとき、つまりカップを大きく通り過ぎない位置に止めたいとき、重要なのは打出し角であることがわかります。」と考察してくださいました。

それは事実なのですが、私は別な認識をいたしました。


こちらに貼り直した図には1-9の番号を打ってあります。

私にとって、4および6という位置は、約1mながら、依然として真横の難しいラインが残ります。
ついでに言いますと、1の位置は「人類には無理。」(笑)な悪夢のラインで、もっと駄目。

9は残るのが比較的好ましい登りのフックラインながら、物理的に一番遠いですね。

ということで強いて選ぶなら、好ましい順番に、58732の順になりましょうかね。 23の順番は微妙ですが。


で、ここで考えます。
5が理想のストロークであるのに対して、1937、は、打ち出し方向と、スピード(打つ強さ)と、ダブルパンチのミスをしているストロークですね。

せめてストロークのスピードがキチンとコントロールされていれば、多少ライン出しがズレていても、258の間に収まるということになります。
4倍大切な、距離のコントロールができていれば、比較的曲りの少ない上り下りのラインが残るというわけです。

もっと突っ込んだ見方をすれば、ラインを浅く読むならば、スピードをミスるにしてもショート目に、ラインを深く読むならば、特にスピードには気をつけてキチッと合わせる。
という風に認識しておけば、7から35の間くらいの位置に持ってくることができて、2パットで収まりやすい、ということになるんじゃないか?

そんな風に深読みするわけなんですね。
ダウンヒル・スライダーに関しては、カップインを決めに行かないスライス・ラインの方がマシだ(3パットしにくい)と以前ひゃっぽさんとのやり取りで書かせていただいたのですが、これは78の位置に残りやすい、ということに他なりません。

忘れてしまってはいけないのは、ダウンヒル・スライダーの真のエネミーは、7の仲間の、「浅く狙って強すぎる」パットで、subconsciousが修正してカップインを狙いに行ってしまった結果、もっと酷い結末を迎えるストロークなのだ、という大前提です。

つまりAiming LineからしてそもそもB側に間違っている。
(yamacchiさんが書いてくださった軌道図は、あくまでも正しいラインの読みは出来ていることが前提なんです。)

通常は、9みたいにカップの向こうを通るのではなく、7のようにカップの手前を通りつつ、9よりももっとカップから遠いところに行ってしまうのが、恐怖のダウンヒル・スライダーの3パット、4パット・コースにつながる落とし穴なのです。

オプティマム・スピードの場合のAiming Lineが判っていることが前提のyamacchiさんが書いてくださった図には、実はこの恐怖のシナリオは現れてこないのです。


ちょっと内容が細かくて分かりにくいかもしれませんが、この図は当時 yamacchiさん さんという方が物理計算をしてExcelで描いてくださったものです。
前提としては、正しいラインの曲がり幅の読みとスピードの読みができていて打ったのが 5番のラインで、それを 5°左右にずれた場合、スピードが20%過不足した場合の 8通りの組み合わせに数値を振って、ボールがどこへ行くか検証しています。

ですから、前提の「正しいラインが読めている」部分がない場合、例えば谷側に読み違えてしまってしかも打つ強さも強くなってしまってスルスルスルスル行ってしまう ↑ の動画の状況がいわゆるダウンヒル・スライダー で、この図の 7番よりももっと下にボールがどんどん離れていってしまうことになります。「実はこの恐怖のシナリオは現れて」いないと言っているのは、ラインが読めていなかったケースのことです。


当時この図を見て、

>「曲りの頂点を越えた後、カップに向かってほぼ垂直に落ちつつ転がるという事実は、目から鱗でありました。」

って書いていますが、動画内でGlen Haynesが説明している最大傾斜のラインに乗っかって落ちて転がっていくのがこの直線部分にあたります。


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これを全部踏まえまして、「横のラインからのパットにはどう対処するのか」という攻略法の考察を。

横のラインにつけてしまったとき、特にショートパットおよびミドルパットの例えば大体 4m以内の状況からは、2パットを死守する方向性で考えたいです。

上記のグラフで言う、4とか6のポジションは避けたい。
4と6のポジションにはどうすると行くかというと、ライン読みはほぼあっているけど、ストロークの強さが強いか弱いかしますと、また真横のラインが残ります。

5mの横のラインからパットして、1.5mの横のラインを残している感じです。
1.5mの横のラインから、強く打ってしまって通り過ぎ、また1.2mの横の今度は反対に曲がるラインを残してしまう、というループが往復ビンタです。

これ、2m以下になって来て、横の曲がるラインなのに強引に入れに行くから起きる現象なんですよね。強引にではなく慎重に入れに行っても同じような現象は起きてしまいます。

2mのパットって、真っ直ぐに打つことは普段から家練もしていてよく練習しているゴルファーが多いのですが、2mをピッタリの距離で打つスピードの管理がものすごくきちんと出来たストロークを練習しているアマチュアゴルファーはあんまりいませんから、慎重に行っても同じなんです。よく曲がるラインはほんのちょっとでもスピードがズレていれば外れます。エイミングやストロークの打ち出しのズレ以上に。スピードでライン変わりますしね。


2パットを死守するために鍵になるのは、結局、ファーストパットの 5mでの対処が有効になります。
(その前の寄せで横のラインに付けないようにする、っていう攻略もありだと思います。)

ファーストパットを入れるにしても外すにしても、上の図で言う、2, 5, 8 の位置に持っていけば(もちろん 5, 8 の方が望ましいです)、次がタップインかまたは登りのパットが残って楽になりますね。

ですから、ここで重要になってきますのは、傾斜の斜度がどの程度なのかよく読むこと、ストロークするときには、4倍どころか10倍ぐらい気を使って、ストロークして打つボールのスピード(距離感)の管理をシビアにすること。この2点をある程度きちんとできれば、2パットで収められる確率がグンと上がります。

そして、意識してカップの上方から最大傾斜のラインに乗っていくようにイメージしてスピードをしっかり管理してストロークしていけば、運が良ければカップインもありますし、外れてもボールは最大傾斜のラインをトロトロと降りていきますから、セカンドパットにはほぼ真っすぐの登りのラインを残すことができます。


横のラインの後には横のラインを残さない、っていうこと。
ではどうするか、...をよく考えますと、結論的には「スピードをバッチリ合わせる」ことが最善の対処になる、という物理法則です。


2/23/2023

ティーショットの際のエイミング、セットアップ、心構えなど (現時点での整理)

カリフォルニア州の花、オレンジ色のポピーが満開になる季節です。

北に車で 2時間ほどのLancaster近郊に、Antelope Valleyっていう場所がありまして、ここはもう山々がすっかりポピーに覆われるすごい光景が見られます。



このポピーの群生が、今年になって少しずつ南下して我々のゴルフする環境にちらほら現れ始めました。


来年にはこのDos Lagos GC 18番の後方の山のどのくらいがオレンジ色になるでしょうか。楽しみです。
37 39 = 76  (par 34 36 = 70)


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セットアップに関しては、過去に何度も記事にしています。
それだけ重要視しているのですが、なかなか上手くはいかない証。
これが上手く行けば、8割方ショットは成功すると思っています。(テークバックの始動が上手く行けば9割方は成功。)

そのくらい重要視をしています。


(これは今でも一読の価値があります。)



(ついこの間ひぐけんプロの動画で絶賛されていた、ボールの後方にもスパットを見つけてボールと前方のスパットと3点を結ぶ、っていうのを当時すでにやっていますが、意外に上手く行きませんでした。)

(これは現在続行中です。スパットまでの距離を若干調整中です。)

 (どうやら少なくとも 6度目以上だったようです。)


今回、Hemet Golf Clubをラウンドした際に、友達に動画を撮ってもらいました。(今年元旦にこのコースに行った時は雹が降りました。)

動画を撮らなくても自分で確認できることもありますし、動画を撮ってみて自分でも「あれ?」っていう感じで後から気付くこともありますので、たとえ自分のスイングが不細工に感じたとしても、それでも動画を撮って自分で見返すことは後々の役に立つと思います。


景色の良かったホール 2ヵ所で撮ってもらいました。

まずは10番のティーショットです。


右サイドに特徴的な小山があって、気持のよいティーです。ものすごい左か右以外にOBはないのですが、実は先のFWの方向が斜めになっていてなかなかに構えにくいティーだったりもします。
グリーンは左ドッグレッグしていって、曲がった後の方が長いパー5になっています。

プレーしました黒ティーからは567yですから、距離が長いホールですのでティーショットもある程度は距離を出しておきたいところです。


動画から画像をキャプチャーしました。


現在は「ボーリング打法」を実行中で、 ボールの後方からスパットを決めたらそのスパットに向かって構え、スパットに向かって打っていくという手順ですので、ボールに構えるときはボールとスパットを結んだ線に合わせていますし、この画像の様に顔を上げて目標をちらっと見て再確認するとき以外は、ほぼほぼスパットばかり見ています。

画像上に、スパットの位置に赤いバツ印を入れてみました。
以前は20フィートぐらい先にスパットを、と書いていましたが、今はもう少し近くの 8フィート(ワンピン)ぐらい先にしています。もうちょっと近いかな?
自分の感覚に合う距離で良いと思います。(ただ、ボールに引いた線とかだと短すぎると思いますし、合わせて構えにくい、もしくはズレやすいのかな、と思ったりしています。最短でも 2mぐらいはあった方が良いのではないでしょうか。)

打つ先のターゲットは、フェアウエーの左右2つのバンカーの間です。
画像中に、赤い線で丸く囲んでみました。
ここへ、持ち球の軽いドローを打っていくイメージ。
距離的に、私が届く220yからその先 280yくらいまでの距離にバンカーがありまして、見た目と違ってかなりシビアなあまり広くないエリアに打っていこうとしています。

ただし、バンカーの顎が高くなくて砂が硬めのバンカーでしたので、バンカーに入ってもいいな、という気持ちで打っていますから、プレッシャー的には「狭い」という気持ちにはなっていません。
567yありますから、ティーショットを刻むと 3打目が相当長くなってしまいますので、手前に刻む手は考えませんでした。

一般的には、ターゲットラインを決めて出球の方向性、いわゆる”ライン出し”に気を配り、そのラインに持ち球のフェードとかドローとかを打って線で飛ばしていくゴルファーが多いのかと認識していますが、私の場合は少し違います。
ライン出しはほとんど全く気にしていません。
距離も含めて、赤いサークルのように「あそこへ打っていこう」という意識です。
曲がりが大きかろうが小さかろうが、着弾のターゲットエリアに行くことをイメージして打っています。


気持ち軽いドローを打つイメージで構えたせいもあろうかと思いますが、スタンスの両足を結んだラインは若干右を向いています。
ややクロースド・スタンスを取っているイメージですが、これは無意識です。

セットアップした時の両肩のラインや腰のラインは目標方向を向いているようです。
スタンスの両足のラインだけがクローズ。こういうのって、subconscious(無意識)が勝手にやっているんです。
このセットアップは上手く行っていたと思います。

景色でズレてしまう時もままあるんですよね。セットアップした時には自分では分かりませんので厄介です。打ってから「あちゃー。」って思う訳です。


スイングイメージ的には、右肩はいくらでも上げてきて使うけれども左肩はできるだけ構えた位置で動かさずにテークバックして、魚突きドリルのスイングで前方に突くイメージで打っています。自分で勝手にやっています山本道場式のスイングです。ターンする意識は全くありません。動画ではそう見えませんが。
前方に突いているのになんでボールは目標に向かってくれるんだろう?的な感覚が抜けないまだまだ初心者です。

それから、これも無意識で後から動画で見て気が付いたのですが、打った後にフォロースルーからクラブを戻してきたときに、クラブが目標方向を指しています。
体が硬いので「振り切ったところでフィニッシュを決める」的なことはできませんが、ある程度前傾を保ったままクラブが戻ってきて、そして目標方向を指した状態でボールの行方を見る、っていうのは良い傾向かな、と思いました。特に深い理由はありません。


次の動画は、パー3の14番ホールのティーです。


まぁちょっと野性的なところにあるティーです。
この日はグリーンセンターまで184yくらい、軽いアゲンストですが気になる強さでは吹いていませんでした。
構えやすいロケーションではありませんね。
私のスタンスはボールよりちょっと下がっていたかも知れません。つま先上がり気味。

でもティーイングエリアの右の方へティーアップしますと、景色的には苦手なフェードを打たされるイメージになってしまいますから、この位置でティーアップしました。


さて、またいくつか画像をキャプチャーしました。


画像に黄色く描いたスパットとボールを結んだ線を描きましたが、セットアップするときにはこの線をイメージして、そこに対してスタンスを取り構えを作ります。
このホールは、両足のスタンスはクローズにはなっていませんでした。

もちろんスパットはボールの後方からターゲットを見てライン上に見つけておきます。


一度、顔を上げて目標方向をちらっと見ますが、そこから画像に描き込んだ黄色い線のように目線を辿って戻してきて、


あくまでもスパットを見据えて、ボールの方を見た後もここから意識するのはスパットだけで、目標のターゲット方向はもう全く見ません。
インパクト直後に見るのもこのスパット方向、そして体がボールを追って立っていったところでボールを目線で追います。

私の場合は、インパクト後から無意識にルックアップします。
ボールと一緒に顔が回って目標に向かいます。一般に言われる、ボールがあった位置を見続けて顔を残す、とかは自然な動きでできません。


ここでは5Wを打っていますが、先程のドライバー同様に打った後にシャフトが目標後方を指した状態でボールを見ています。見届けてから、「...missed it to the left. (左にミスった。)」と呟いています。(笑)

やや右寄りのピンに対してグリーンセンターをターゲットにエイミングして打ったのですが、やや左に10yぐらいブレまして、グリーン左サイドにバウンドしたのですがグリーン上の傾斜もあってこのボールはグリーン左に少し転がり落ちてしまいました。

あとで見直してみますと、グリーン右奥のバンカーには届かない距離で打っていますから、エイミングはもっと右にとった方が良かったですね。寄せやすそうです。
左の傾斜下から、上手く上げて打って戻してきて約4歩に付けたのですが、このパットは入らずボギーでした。

左のバンカーは左サイドの手前ですしね。右手前側が安全エリアでした。そこからならパーが拾える率も高そう。
180-190yも打ったら、左右に10yぐらいのブレはショットとしては許容範囲 (甘受範囲?)ですから。約3°、時計の針で0.5秒ぐらいのズレでしょう?私の腕ではこの程度は許容範囲で仕方ないブレ、ミスショットとまでは言えない範囲のブレですが、それだけにもう少し右にエイミングすべきでした。


今のセットアップとエイミングの方法は、今までやってきた中では一番上手くいっている方だと思います。
まだ改善の余地があるとは思いますが、スパットへの距離感も慣れが出てきましたし、ルーティンも一定化してきていると思います。

まぁでも常に、出てくる改善案についてはオープンな受け入れ態勢でいようと思っています。


次の課題としては、気が付かずに右を向いて構えてしまったりするズレをいかに防ぐか。
景色による強要されたズレをどう矯正してきちんと合わせるか、という辺りを考えています。



2/18/2023

パッチップ (Putt Chip) 6番アイアンの転がし

2023年の1月は南カリフォルニアにしては珍しく雨がよく振りました。
ここ数年水不足で困っていますから、もう少し振って欲しいですが、なにしろ準備されていませんのであちこちが雨漏りしたり、溢れたり大変です。

ゴルフ場も河川敷コースは水捌けを考えて作られてはいるものの水に沈む部分が出ますし、そうでない普通のコースは水捌けが悪い部分が散見され、あちこちが水たまりになっていますし、バンカーも水が溜まってしまったりしています。

年明けの初打ちには Hemet GCをラウンドして雹に振られましたが、そのあとのラウンドでMorongo Golf Club at Tukwet CanyonのLegend Courseをプレーしました。


スタート前の夜明けの空です。
ものすごい綺麗な色ですね。こういうのは雨模様で雲がたくさんないと見られません。
いやー、ホントに綺麗だったなー。


こちらは8番ホールのパー3です。


そもそも池越えのホールですが、池の範囲が拡がっていて境目がよく分からなくなっていました。(笑)


こちらは4番から5番ホールに向かうアプローチパスですが、なんかすごい光景になっていました。


よく乗用カートでラウンドさせてくれたなー、と思いました。


そしてこちらが17番のバンカーショットです。


ぎりぎり水に入っていたものを少しずらしてプレースをしまして。(本当はドロップなのですが、諸々省略。)
水の真ん中ら辺に入ったら、ボール見つからないかも。

この日はDRでさえもほとんどランがありませんで、コースが長く感じました。
スコアは 40 40 = 80 でした。


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今回は、こちらのMike Burryというプロのレッスンで、パッチップ (Putt Chip) という転がしのショットです。

This ‘putt chip’ could be key to getting up and down more successfully」 -by Golf.com


リンク先の動画では、6番アイアンを使って転がしています。
6番からPWぐらいのロフトが立っているクラブで、ロフトは最大でもPWまで、だそうです。

なんの変哲もない転がしのアプローチですが、個人的にこの転がしは安全性の点で私に向いていると直感しましたので、これから練習してD-Chopをこれに入れ替えていこうと思ったりしています。

打ち方としては、両足はクラブヘッド1個分開けた狭いスタンス(日本的には拳一個分開けたスタンスでしょうか)で、クラブは短く吊り気味にもってヒールが浮いてトゥ側だけが芝を擦る状態、クラブシャフトは地面にほぼ鉛直に持って構えます。
体重も50:50で真ん中に重心をかけます。

あとはロングパットのストロークで距離感を出して転がすように打ち出していきます。

これをMike Burryプロは『パッチップ (Putt Chip)』と呼んでいるようです。
このショットで私が気に入りました点がいくつかあります。

・使うクラブを限定していない点。
・初めから転がしていて、落としどころとかに言及がない点。
・特にはハンドファーストにシャフトを傾けない点。
・スタンス幅が狭い点。
・ライをほとんど問わない点

距離感に関しましては、グリーン上でパターで打った場合とどのくらいリンクしていてそのくらい相関するのか、これから検証します。
予定としましては、いままで転がしの主力にしていたD-Chopとほぼ同じ距離感で行けるのでは?と考えています。


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最もオーソドックスで基本的な転がしはこちらが代表的な例かと思います。

ひぐけんプロのYouTube動画です。


ピンまで25yぐらいで、グリーンの外は約4yくらい。
ピッチングウエッジを使った転がしのアプローチです。

スタンス幅は狭く、右足の前くらいにボールをセット、左肩から腕とシャフトが一本になるような構えですので、若干ハンドファーストに斜めになります。
上げる必要がないので、この構えからコツンと打っていくのですが、この打ち方ですとパターで置き換えて考えた場合に、タップ式でパッティングするような雰囲気になってしまって、私の場合は距離感が出にくいんです。

(現行多用しています D-Chopの場合は、パターと全く同じ構え方をしてパターの長さに持ったクラブを使いますので、振り幅的な距離感は、パターのものをそのまま使っているのです。)

距離感さえ出せれば、この打ち方は安全ですしライの芝にも左右されにくく良い転がしのショットだとは思います。


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そして、もっと一般的に「転がしのアプローチ」と聞いて多いのがこちらのようなショットです。

転がしはピッチングウェッジをパターのグリップで握るのがコツ!」- by Regina-Web


パットの感覚のストロークを使って打ちましょう、と言いつつ、ずいぶん飛ぶんですよね。
この写真のイメージでも、キャリーとランが 4:6ぐらいになっています。

少なくともこの林菜乃子プロの場合は、ピッチングウエッジを推奨していますが、58°を使って転がしのアプローチをこなしているプロも多くいます。
わっほープロとか、さっきのひぐけんプロ、そしてクララ先生も58°での転がしを多用しています。

転がしではないような?

ですから、このショットも安定して打てる良いショットなのだと思うのですけれど、私には個人的に距離感が掴みにくいショットになってきます。
そもそも落としどころに注力するイメージが湧きにくいのです。


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現行のD-Chopでは、トータルの距離を指標にストロークしていて落としどころは出たなりで気にしていません。
また、グリップの緩い私の個人的なパターの打ち方そのままのストロークで割とアッパー気味にボールを捉えていて、クラブによるスピンやキャリーの差がほとんど影響せず、6番アイアンからPWまでどれを使っても同じ距離感で打っていけます。
私の場合は、PWか8番アイアンが多いです。

ただ D-Chopの場合、パターと同じスタンスを取っていまして、スタンス幅は27㎝ぐらい足と足の間が空いたスタンスを使っています。
そうしますと、グリーン上と違ってグリーンの外は芝ももう少し長いですし、傾斜もグリーン上よりはるかに傾斜がある場合もあります。
ですから、ちょっとした長い芝や傾斜による重力の影響で体の重心がほんの少しブレたりして、クラブが芝に引っ掛かるケースがたまに発生しています。
グリップを非常に緩く握っているだけに、ちょっと余計な影響を受けてしまう場合があります。

草摺りの素振りをして予行演習し注意をしてストロークはしますが、この点は改良したい点だという認識を持っていました。


そして今回のパッチップ (Putt Chip) ですが、スタンス幅が狭いため重心が左右にズレにくい点がとても良いと思いました。
私の普段のチップショットのスタンスも、両足の幅をとても狭く構えたスタンスにしたことで打点が急に安定した経験があります。

それと、シャフトを垂直にまるでパターの様に使っていますので、タップ式で打つ必要がありません。振り幅をパッティングストロークの要領で距離感に使うことができます。

そして6番アイアンからPWまで、さほど変わらない距離感で打てるところがD-Chopに共通しています。

一度ちょっとやってみたところ、6番アイアンですとかなり短く持ちまして、パターよりも2インチ半(約6㎝)ほど長い関係で、グリップエンドがお腹周辺の服の布とかに干渉して使いにくいことが分かりました。ハンドファーストに斜めにしていませんで真っ直ぐ鉛直に使いますので、もう少し足が長くないと邪魔なんです。
8番アイアン以下ならスムーズに使えそうです。ロフト的には6番アイアンの方が望ましいのですが。


そういう訳でこのパッチップ (Putt Chip) 、8番、9番、PWの辺りで、距離感が合いやすいかどうか、ライの影響はどの程度受けにくいか、振り幅はコントロールしやすいかどうか、いろいろと試しつつ、ものにできたら、という風に考えています。

(syoballさんのJGを持っていれば必要ない、っていう感じがいたしますが、逆に言えばこれがD-Chop 並みに距離感のフィーリングが出せて使えればバッグの14本に余裕を作らなくて済む、ってことですから、ちょっと意欲的に取り組んでみたいと思います。)


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2/12/2023: 
本ブログ記事をアップロードする前に、コースのチッピングエリアでテストしてみましたので、追記。

あらゆる距離を転がすという目的で持ち替えないとすると、6番アイアンくらいが良さそうでした。ただ私にはちょっと長くてグリップエンドが邪魔な感じですので、8番アイアンくらいが妥協点でした。
(構えとか背丈の関係で余したグリップエンドが邪魔でなければ6番か5番でも良いかと思います。)

それから、(完全に個人的な感想ですが) グリップをしっかり握ってしまうと12の法則で使うカチッと打って5yぐらいキャリーするショットになってしまって距離が出すぎます。
グリップはパター同様、できる限りユルユルでインパクトの衝撃を吸収しつつそれでいて振り子に緩やかな加速をわずかに加えるパッティングストロークと同じ感覚を入れてあげないと私の場合は距離感が合いません。
この50:50体重のシャフトを鉛直に構えて使うパッチップ (Putt Chip) の構えでこの力感を出す練習が必要です
(D-Chop の場合は、パッティングストロークと同じ構えを使いますので、工夫しなくてもパッティングストロークの力感が出せます。)

放たれたボールの転がり自体は良い感じです。

D-Chop の場合、足元の傾斜によってパッティングストロークの構えですとテークバックで芝に当たって邪魔だったり、スタンス幅を肩幅くらいにしているだけに傾斜で重心がずれてしまったりという不都合が時々あるのです。

それでこのパッチップ (Putt Chip) にトライしてみているのですが、58°のチッピングのストロークと混ざってしまうとぜんぜん頓珍漢な距離を打ってしまう可能性もあるようでして、練習が必要となりますと、 ...緊張した場面で使えるのか?という疑問は出てきます。

ちょっとしばらく機会があるごとに練習はしてみようかと思います。
結果が安定しなかったら、不採用ということで。